カナダメディアが9月30日夜遅く、一斉にカナダがアメリカとの新しい北米自由貿易協定(NAFTA)で合意に達したと報じた。
これで13カ月にわたる交渉は一応の決着をみる。
交渉が合意に達したという発表があったのは午後9時30分過ぎ(東部時間)。オタワの首相事務所に詰めていたジャスティン・トルドー首相は、事務所の正面玄関から出てきたところをメディアに質問されると、「カナダにとってとてもいい日になった」と笑顔を見せ、詳しいことは明日と言って用意されていた自動車に乗り込んだ。
カナダ外務省が発表したアメリカとの共同声明では、今回の合意で中間所得層の強化と、雇用が確保され、北米の5億人近い人々にとって新しい機会をもたらす内容となったと語っている。
カナダ外務省が発表したカナダ、アメリカ共同声明:
A good day for Canada & our closest trading partners. More tomorrow… https://t.co/qOowhvYW2B
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2018年10月1日
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カナダ、アメリカ、メキシコの3カ国協定を維持、新名称はUSMCA
カナダ外務省の発表した共同声明では、21世紀に適応した新たな、カナダ、アメリカ、メキシコの3カ国協定は、北米自由貿易協定(NAFTA)改め、アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)とすることも発表している。
メキシコはカナダよりも早くアメリカと合意に達していた。アメリカのドナルド・トランプ大統領はカナダと合意に至らなければ、メキシコとの2カ国間協定で進めると示唆していたが、メキシコは3カ国協定が望ましいとの見解を示しているとカナダメディアは報道していた。
午後11時頃には3カ国の合意内容が公表された。
United States-Mexico-Canada Agreement Text:
Tonight, Canada and the United States reached an agreement, alongside Mexico, on a new and modern trade agreement, called the United States-Mexico-Canada Agreement (#USMCA). Read the statement: https://t.co/vF8SFu50ao
— Chrystia Freeland (@cafreeland) 2018年10月1日