マリファナ店、オンタリオ州で10店舗がオープン、トロントでは1店舗のみ

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オンタリオ州でマリファナ店がオープンした。連邦政府がマリファナを解禁して以降、同州では初めて。州政府の方針でカナダのマリファナ合法化後も州政府管轄のオンラインショップでのみ販売されていたマリファナが、この日ようやく店舗で買えることになった。

今年初め、オンタリオ州政府は営業を希望する業者の中から25店を抽選し、申請を許可。すべての申請手続きを終え4月1日にオープンすることを条件としていた。

しかしXデーが近づいてくると、全店が開店できるとは限らないことが判明。マリファナ販売について管轄するAlcohol and Gaming Commissionもどれくらいの店舗が開店できるか分からないと数日前には語っていたが、この日申請許可が下りた10店舗がオープンにこぎつけた。

 

トロントは1店舗のみ、開店前には行列も

オープンしたのは、オタワで3店舗、キングストンで2店舗、トロント、ブランプトン、バーリントン、ロンドン、セント・キャサリンズで各1店舗となった。

カナダ最大都市トロントで初のオープンとなったHunny Pot Cannabis Co.,では開店前に約40人が列を作っていたという。マリファナはすでにオンラインで入手できるため、わざわざ並んでまで購入する必要はないが、「歴史的な瞬間」に立ち会いたくて並んだと購入者はメディアの質問に答えていた。

州政府は基本的に州内の販売店舗数に上限は設けないと発表しているが、急いで店舗を増やす予定もないという。

カナダではマリファナの合法化後、全国的に品薄状態になっていると報道されている。しかし「それほど心配はしていない」とこの日オープンした店のオーナーはメディアの取材に応じていた。

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