1月にバンクーバーで北朝鮮対策外相会議を開催

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カナダ政府は、北朝鮮問題について関係国の外務大臣が集まる国際会議をカナダとアメリカが共同開催すると発表した。

首都オタワを訪問中の米国レックス・ティラーソン国務長官と共同記者会見を開いたクリスティア・フリーランド外務相が、2018年1月16日にブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで開催することを明らかにした。

ティラーソン国務長官はこの会議について、北朝鮮に交渉の場に出てくるよう圧力をかけ続けることが目的と語った。

参加するのは、カナダ、アメリカ、日本、韓国、その他には朝鮮戦争に関わった国々としたが、詳細は明らかにしなかった。

フリーランド外務相はバンクーバーでの関係国会議が参加国の目的を達成するのに役立つとの見解を示したが、カナダの北朝鮮問題についての役割については明確に示さなかった。

 

カナダの弾道ミサイル防衛シールド参加議論が再燃

北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの実験でアメリカ本土の大部分を射程圏内にすることに成功したことが分かって以降、カナダではアメリカの弾道ミサイル防衛シールドへの参加についての議論が起こっている。

連邦政府は、2005年以降積極的な議論をせずこの問題について棚上げしてきた。2005年は自由党ポール・マーティン政権、2006年に保守党が政権を取り、スティーブン・ハーパー首相が就任しても政権を担当した10年間、対応が変わることはなかった。

しかし、野党となった保守党は今、この議論を再開すべきと訴えている。

自由党政権は現在のところ、参加する意向は示していない。