バンクーバーが今シーズン初の大雪に襲われる

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カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州各地が大雪に見舞われた。

温暖な気候で知られる同州西南端の最大都市バンクーバーでも、今季一番の大雪が降り、町では道路で自動車がスリップしたり、立ち往生したりと混乱が続いた。

昨季は予想よりも早く大雪に見舞われ、道路や歩道の融雪剤散布や雪かきなどの対応が遅れた市は、非難を浴びた。その教訓を生かし、この日は予報より早い大雪にも迅速に対応できる体制を取っていると市の担当者は語った。

公共交通機関も乱れた。メトロバンクーバーではバスの運行について大幅な遅れが出るため、管轄するトランスリンク社は注意を呼びかけた。

温暖な気候のバンクーバーでは1シーズンでも大雪になることはほとんどない。そのため、雪に対する意識の低さや準備不足などで交通機関の麻痺や事故などを引き起こす場合が多い。

バンクーバー国際空港でもこの日は対応に追われ、一日中ダイヤが大幅に乱れ利用客に大きな影響が出た。

一部地域では停電が発生し、BC州の電力会社BCハイドロは急ピッチで復旧作業に当たっていると発表した。