ホームで17日に行われたスポーティングKCで惨敗したにもかかわらず、数字上ではプレーオフ進出へのわずかな望みを残していたホワイトキャップスだったが、21日ロサンゼルスでのLAフットボールクラブ戦で引き分け、公式にプレーオフ争いから脱落した。
MLSは2試合を残して、西カンファレンスでは7位LAギャラクシーと8位バンクーバー・ホワイトキャップスFCが辛うじて6位圏内を狙える位置にいた。
ホワイトキャップスは21日、ロサンゼルスで西の2位LAFCと対戦。試合序盤に2点リードされ苦しい展開も、前半にペナルティキックで1点、後半にはMFマッチ(#77)の華麗なシュートで同点に追いついた。
しかし逆転することはできず、2-2の引き分け。勝ち点1しか取れず、プレーオフ出場を逃した。
ホワイトキャップスがプレーオフ進出を逃すのは2016年以来。ロビンソン監督はすでに解任され、現在は臨時でダルリンプル監督が指揮を執っている。
これからオフシーズンに入り新監督を決定後、来季に向け大きなチーム編成の変換を迫られることになりそうだ。
28日はデイビーズのホワイトキャップス最終戦に
ホワイトキャップスは今季最終戦を28日にホームBCプレースで迎える。これがMFデイビーズ(#67)のホワイトキャップスとしての最後の試合となる。
若干15歳という若さでホワイトキャップスの一員としてプロデビューを果たしたデイビーズは、これまでの身体能力の高さとセンスの良さが光る選手だったが、今季急成長した。ゴール数もアシスト数も自己最高記録。さまざまな最年少記録を塗り替えて、ドイツへと旅立つ。
今年7月、デイビーズはドイツ・ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンと契約した。ただ18歳以上でないとプロデビューできないため、契約時に17歳だったデイビーズは今季をホワイトキャップスで終えることとなり、その最終戦が28日。ファンにとってはいつも以上に寂しい今季のレギュラーシーズン最終試合となる。