ホワイトキャップス、ハワイ合宿総仕上げは日本チームと2試合

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バンクーバー・ホワイトキャップスFCはメジャーリーグサッカー(MLS)2019年シーズンに向けて本格的に始動した。 

この時期は、毎年恒例ハワイ州ホノルル合宿でトレーニングし、総仕上げとして同地で開催されるパシフィック・リム・カップに参加する。今年も日本からの2チームを含め、4チームが戦うトーナメントで日本の2チームと対戦した。 

ホワイトキャップスの第1戦は9日、相手はJ2のVファーレン長崎。まだまだチームが完全に選手が揃っていないこともあり手探りだった試合内容で1-3に終わった。当初から「勝敗は気にしない」というドス・サントス監督の言葉通り、選手にプレッシャーはなく内容を確かめる試合となった。 

第2戦は10日、Jリーグ入りを目指す東北社会人1部いわきFCと対戦。両チームとも無失点の接戦となった試合は87分にいわきにPKを決められ0-1。ホワイトキャップスは2連敗に終わった。 

優勝はVファーレン。MLSレアル・ソルトレイクにも勝利し2連勝して優勝杯を手に入れた。2連敗のホワイトキャップスは最下位だった。 

今季から監督に就任したサントス新監督の下で2019年を発進したホワイトキャップスは選手も大きく入れ替わり新生ホワイトキャップスとしてシーズンを迎える。 

シーズンオフには次々と新しい選手と契約、今季も中南米選手が中心となりそうだが、アジアからは韓国代表MFファン・インボム選手(22)が加入した。海外チームでの経験はないが、サントス監督期待の若手選手のひとりだ。まだチームに合流していないため、ハワイでの試合には参加しなかった。 

これから開幕まで、チームはひとまずバンクーバーに戻って1週間トレーニングをした後、16日にロサンゼルスでLAギャラクシーとプレシーズン試合に挑む。20日にはメキシコのチームと、23日にはロサンゼルス・フットボールクラブとプレシーズンマッチを予定。そして3月2日ミネソタ・ユナイテッドFCとのホーム開幕戦で今季が開幕する。 

ホワイトキャップスは今年創設40周年を迎える。節目となる記念の年に新監督の下で飛躍できるか。チーム作りは開幕までまだまだこれから本番を迎える。 

 

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