BCライオンズ、エスキモーズに快勝でプレーオフ進出決定!!

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BCライオンズ、プレーオフ進出だ! シーズン後半に折り返した時点で、かなり厳しい状況だったが、そこからなんと6勝1敗。連勝街道を突き進み、その勢いのまま一気にプレーオフ進出まで決めた!

 

10月19日(BCプレース:20,463)
BCライオンズ 42‐32 エドモントン・エスキモーズ

 

先制タッチダウンこそ許したものの、第1クオーターが終了する前には2タッチダウンを立て続けに決め14‐12と逆転に成功。第2クオーターにはエスキモーズが追い上げ再逆転して17‐22で前半を終える。

しかし後半に入りライオンズが猛攻。第3クオーターには3タッチダウンを決め38‐22と大きくリード。第4クオーターのエスキモーズの反撃を跳ね除けそのまま勝利した。

 

 

プレーオフへの分かれ道の一戦をQBルーレイで制す

 

今季のプレーオフへの切符を手にするためにどうしても負けられない一戦だった。それは、ライオンズだけではなくエスキモーズも同じだ。

ライオンズは西地区4位、エスキモーズは5位。勝ち点差はわずか2ポイント。ライオンズにとっては勝てばプレーオフへ、負ければ最下位へという一戦だった。エスキモーズは最下位から抜け出てプレーオフへグッと近づくというこれ以上ない重要な試合だった。

結果はライオンズの快勝。プレーオフへの切符を手にした。

やはり大きかったのはQBルーレイの復活だ。9月14日モントリオール・アロエッツ戦で負傷した正QBは、代わりを務めたQBジェニングズにサイドラインでアドバイスをしたりしてチームを支えた。その間チームは3試合をなんとか2勝1敗で持ちこたえた。

そして第18週の10月13日カルガリーでのスタンピーダーズとの一戦で復帰。首位を突き進むスタンピーダーズ相手に26‐21で勝利。勝ち点で2ポイント差にひしめく3位から5位の4位にあって、星を落とさずにプレーオフ戦線に生き残った。

これがなければ苦しい状況になっていたはずだ。そしてこの日、今季で最も大事な一戦では4つのタッチダウンを決め快勝。チームにプレーオフの切符をもたらした。

今季不死鳥のように復活したベテランQBはチームの精神的な柱でもある。やはりルーレイの存在は大きい。

ルーレイは試合後、「今はシーズンの中でも目標を達成するために必死になる時で、毎週毎週目標をひとつひとつ確実に達成していかなくてはいけない時」と目の前の一試合一試合を大事に戦っていくことを強調した。

そして、その目標自体がこの日変わったとも言う。もちろんプレーオフ進出を決めて次はやはり一つでも上の順位を狙うことが目標となる。

それでも次のサスカチュワンでのラフライダーズ戦に集中して、とにかく自分たちのプレーをするだけと語った。

この日3タッチダウンを決めたSBポジーは自分の役割を果たすことを強調した。攻撃陣としてプレーするということは11人のチームメートが必要ということ。オフェンシブライン、クオーターバック、ランニングバック、それぞれに役割がある。そして「今日は自分が活躍できる試合だと感じた」と話した。「この2カ月で負けは一つだけ。これこそが自分たちが求めていたものだし、これからも続けていくだけ」と残り2試合、そしてその向こうのプレーオフを見据えた。

残り2試合、クロスオーバーと言わずに一気に西地区2位も射程圏内に入ってきた。

 

 

 

スタンピーダーズ、ラフライダーズ、残るは上位2チームとの対戦のみ

 

ついこの前までプレーオフ進出大丈夫か!などと言っていたが、ここまで来るとやはり欲が出る。ついでに西地区2位まで目指して、プレーオフをホームで迎えるという可能性すら出てきた。

20日、2位サスカチュワン・ラフライダーズが首位スタンピーダーズに勝利し、勝ち点22とした。ライオンズとしてはラフライダーズが敗けてくれた方が2位を狙いやすいのだが、そう簡単にはいかない。

やはりここは自らの力で勝ち取るしかない。

次は27日、サスカチュワンでそのラフライダーズと対戦。熱狂的なラフライダーズファン緑軍団に囲まれての一戦となる。

そして最終戦は11月3日、BCプレースにカルガリー・スタンピーダーズを迎える。これで勝ち点4を取れば、2位の可能性も出てくる。

もし2位になれば、今季プレーオフをホームで迎えることができる。3位以下ならアウェイでの試合。そうなれば、11月3日がブオノ監督にとって最後のホームゲームとなる。

果たしてWild Wild Westの結末はいかに!! まだまだ楽しみが続くCFL西地区戦線だ!!

 

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