BC Lions Flag, BC Place, Vancouver; Photo by ©Pacific Walkers
BC Lions Flag, BC Place, Vancouver; Photo by ©Pacific Walkers

この日はファミリーデーで多くの子供たちがライオンズに声援を送った。開幕からここまでホームで勝ち星がないBCライオンズ。7月の最後の土曜日に応援に駆け付けたちびっこファンに白星をプレゼントしてあげたいところだったが、いいところすら見せることもなくまたしても敗れた。

7月27日(BCプレース:20,950)
BCライオンズ 18‐45 サスカチュワン・ラフライダーズ

どうしたライオンズ? このまま2019シーズンは埋もれてしまうのか?

ライオンズが浮上のきっかけをつかめない。ここまで開幕からわずか1勝しかしていない。それも7月6日トロントでのアーゴノッツ戦。アーゴノッツはリーグで唯一1勝もしていないチームだ。

そのアーゴノッツに勝利した1勝のみ。ここまでくると何かおかしいと思わざるを得ない。

この日も序盤から全くいいところがなかった。第1クオーターは無得点。第2クオーターにフィールドゴールでなんとか3点を入れると、前半終了間際にラフライダーズのフィールドゴール失敗からそのままランクフォードがフィールドを一気に駆け抜け118ヤードのタッチダウン。待望の7点を入れた。

ここから調子に乗って来るかと思ったが、決まるのはラフライダーズのタッチダウンとフィールドゴールばかり。第3クオーターにもランクフォードが89ヤードを駆け抜けタッチダウンしたが、これまでだった。

今季のライオンズは、クオーターバックにレイリーが復帰し、盛り上がっていた。昨季で引退したブオノ監督やQBルーレイが抜けた穴をレイリー復帰で新生ライオンズとして出発したシーズンだった。

しかし…。シーズン開幕当初こそまだ調整期間として余裕を持って見られたが、ここまで来ると調整云々という話ではなくなってくる。

この日のサスカチュワンには、昨季までライオンズで活躍してきたSBアーセノーやLBエリミミアンが移籍している。主力が抜けたのはかなり痛い。

監督が変わり、QBが引退し、主力が抜けた穴を、レイリー1人では埋められない。何とかしないとライオンズはこのままズルズルとシーズンを終わってしまう。

すでに7試合を終了し、1勝6敗、勝ち点2。もちろん西地区最下位。CFLは全18試合。

何か打つ手はないのだろうか?次週ライオンズは試合がない。ここでなんとか立て直してほしい。もう願うしかない。

次のホームゲームは8月24日(土)。これまでになんとか1勝でもしてもらいたい。