ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーで11月1日から実施されているバス運転手らによるストライキについて、同州ジョン・ホーガン州首相が言及。前回のように長引かせることはしないと明言した。カナディアン・プレスが8日に伝えた。
同州クートニーでイベントに参加していたホーガン州首相は、「前回は自由党政権下でストライキが4カ月も続いたが、私の政権下ではそうしたことは起きないと約束する」と語っている。
ストライキは当初バンクーバー・ダウンタウンとノース・バンクーバーをつなぐシーバスの減便に限定されていたが、7日からは一部のバス路線でも減便が始まった。
メトロバンクーバーの公共交通機関を管理運営するトランスリンクのバス・シーバス部門コースト・マウンテン・バス・カンパニー（CMBC）は、提示した協定案に組合側が応じないと批判。一方で、組合側はCMBCの提案は我々の要求を全く聞き入れていないと反論している。
両者とも現在まで歩み寄る姿勢は見せていない。
前回は2001年夏にバス運行を完全停止するストライキが4カ月も続いた。最終的には当時の自由党政権が強制的にストライキを終了させた。
今回のストライキでは、バス・シーバスの完全運行停止には至っていない。シーバスの一部運航停止と一部のバス路線の部分的減便にとどめている。ただ組合側は全面運行停止も辞さないと語っている。
