平昌五輪カナダ旗手にバーチュー&モイヤー選手が決定

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今年2月に韓国の平昌で開催される冬季オリンピックの旗手に、フィギュアスケートのアイスダンス代表、テッサ・バーチュー、スコット・モイヤー両選手が選ばれた。

カナダでは知らない人はいないほど有名なフィギュアスケート・アイスダンスペア。その華麗な氷上のダンスで、これまで出場したほとんどの世界大会で優勝。アイスダンスのタイトルをほぼ総なめにしている。

オリンピック初出場は2010年のバンクーバー大会。開催国で金メダルを獲得した。2014年ソチ大会では、個人戦では金メダルを期待されたがアメリカのペアに負け惜しくも銀、団体でも銀を獲得した。その後2年間競技から遠ざかっていたが、平昌出場のために復帰。ここまで順調な調整を続けている。おそらく今回が最後の五輪参加。もちろん大きな期待を背負っている。

この日の記者会見でバーチュー選手は「これは私たちの選手人生で間違いなく最高の瞬間」と笑顔を見せた。「ほかのカナダ代表選手と一緒に開会式に旗手として入場できる光栄な機会に、責任感と名誉とそして大きな誇りを感じます」とも語った。

モイヤー選手は旗手としての役割にプレッシャーも感じるが、それをモチベーションにしたいと語った。

この日の旗手の発表は国会内で開かれた。発表という大役を担ったのは、ジャスティン・トルドー首相。いつかオリンピックに出場したいという熱い思いを持つ若い世代の希望も一緒に持って入場してくれることでしょうと言葉を贈った。

 

2人の旗手

カナダ代表では、五輪開会式で2人が旗手を務めるのは今回が初めて。閉会式ではボブスレー2人乗り選手など3回これまでに2人が旗手を務めている。

フィギュアスケート選手が開会式の旗手を務めるのは、1994年ノルウェイのリリハンメル大会での男子シングルのカート・ブラウニング選手以来。前回2014年ロシアのソチ大会は、アイスホッケー女子ヘイリー・ウィッケンハイザー選手が旗手を務めた。

平昌オリンピックは2月9日に開会する。