カナダ銀行が金利を1.25パーセントに引き上げ

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カナダ銀行は17日、金利を0.25ポイント引き上げ、1.25パーセントとした。カナダ銀行の金利引き上げは、昨年7月、9月に続いて7カ月で3回目。ただ、今回の引き上げは予測よりも好調だったカナダ経済が背景にある。

目標値に近いインフレ率の上昇、好調な投資、雇用の改善を引き上げの理由に挙げている。

スティーブン・ポロズ総裁は、データに表れたカナダ経済の好調さに後押しされ悩むことなく引き上げに踏み切れたというわけではないとして、懸念材料に北米自由貿易協定(NAFTA)をあげた。

NAFTAは現在3カ国で担当大臣などが協議を続けているが、これまでのところ解決策は見えない。アメリカのドナルド・トランプ大統領はNAFTA撤退もあるとの立場を崩していない。

今回の金利引き上げに応じて大手金融機関もプライムレートを引き上げた。今後は住宅ローンの金利引き上げなどに影響が現れるとみられている。