カルガリーオリンピック再び!に向けて一歩前進だ。カナダ連邦政府、アルバータ州政府が、カルガリー市の招致活動に全面的に協力することを約束、合同招致委員会を設立することを発表した。
カルガリー市は以前から招致に関心を示し、予算を組んで調査を行ってきた。国際オリンピック委員会(IOC)からのも助言を受け、今年2月に韓国で開催された平昌オリンピックには市長自らが視察訪問。招致活動を前向きに捉えていた。
しかし五輪招致には連邦・州政府の協力は欠かせない。今回両政府の協力合意を取り付けたことでさらに一歩前進した。
カルガリー五輪の開催に向けては、アルバータ州エドモントン市、ブリティッシュ・コロンビア州ウィスラー市との3都市開催も検討されている。
これについてIOCも歓迎の意向を表明。IOCは世界各都市のオリンピック離れが進む中、都市の負担を軽減するため複数都市開催を奨励している。
ウィスラーでの開催となれば、2010年バンクーバー五輪に次ぐ開催。カルガリーはウィスラー近くにあるジャンプ競技台を利用したい考えのようだ。
とにかくまずは一歩前進。あとは市民の情熱がカギとなる。
カルガリーに決定すれば2度目の開催
カルガリーが招致に成功すれば、1988年以来2度目、カナダでは2010年バンクーバー五輪以来の3度目の冬季五輪となる。
連邦政府、州政府が、協力を約束した以上、今後のカギを握るのは市民の情熱。IOCは市民の反応を非常に気にする。
オリンピック招致については近年、財政的な理由や市民の反対のため、一時は立候補を検討しても、取り止めるケースが増えている。
そうした都市の懸念を払しょくするため、IOCは複数都市開催、現存施設の利用、移動範囲がなるべく少ない会場設定を奨励している。
ピョンチャンは終わったばかりだが、2022年北京の次への招致活動はすでに始まっている。
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