バンクーバー市がバイクシェアの拡大を発表

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Bike share, Mobi in Vancouver, BC; Photo by ©the Pacific Post
カナダ・バンクーバーのバイクシェアのMobi; Photo by ©the Pacific Post

ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市は、バイクシェア「MOBI」の利用を拡大するためのプログラムを発表した。

低所得者が利用できるようなプログラムを

現在、159ドルの年間パスを、バンシティ・コミュニティ・パスとして20ドルで申請できるようにする。発行予定数は300枚。低所得者が対象で、レッドコンパスカード、レジャーアクセスパスの保有などが条件となる。

グレゴール・ロバートソン市長は、「経済的に厳しい人々にとって必要なのは手の届く利用料で自転車を利用できる方法を市が提供すること」と述べた。より多くの人に自転車を選択肢としてもらうことが目的と語った。

自転車設置場所の拡大、使用年齢も引き下げ

さらに利用を促すために、自転車の設置場所を拡大し、使用年齢も引き下げる。

現在はダウンタウンを中心に、西はアビュータス・ストリート、南は16thアベニュー、東はビクトリア・ドライブまでに150カ所、約1500台の自転車を設置している。

今回これを市の東地区へと拡大する。コマーシャルドライブまでに新たに26カ所に設置される。

利用年齢はこれまで16歳以上としていたが12歳からとなる。ただし12歳から18歳までの利用者は、保護者によるパス購入や一定の身長を満たしていること、大人用自転車に乗れることなどが条件となる。

バイクシェアパイロットプログラム

同市は、パイロットプログラムとしてバイクシェアを2016年7月に導入した。これまでに約930,000回使用されているという。

2019年春にはパイロット期間を終え、正式に導入するか決定される。