2015年カナダのマリファナ市場の価値は60億ドル

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カナダ統計局は2015年にカナダで消費されたマリファナが50億ドルから62億ドルの価値があるとの試算を発表した。

その規模は、カナダのワイン市場が約70億ドルに匹敵するという。ビール市場が92億ドルで、その約3分の2にあたるという規模は、合法化されればますます拡大する可能性がある。今回の試算は、マリファナ1グラム当たりの設定を7.14ドルから8.84ドルとして計算されている。

今回の報告では2015年のマリファナ使用者数は、15歳以上で490万人と試算。この中には、嗜好品として楽しむ人以外に、医療目的で使用している人も含まれている。マリファナ消費量は698トン。10年前の484トンから大幅に増加している。

マリファナ使用者の世代別では、1960年代から2015年までの統計で、1960年代、70年代は若者世代が中心だったが、2015年には約3分の2が25歳以上の大人で、特に団塊の世代に当たるベビーブーマーと言われる世代での消費量が多い。逆に若い世代は5.8パーセントと、以前に比べて少ないことも明らかになった。

カナダ統計局は、来年7月1日に自由党政権がマリファナを合法化するのに合わせて、合法化前後の推移を図るためマリファナの使用に関するデータを収集すると発表していた。

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