バンクーバー市内でフリーWIFIスポットが増加する。市は2015年からフリーWIFIスポットを導入してきたが、新たに500カ所以上のスポットを増設。携帯料金が高いカナダでは利用者にとっては嬉しい限り。旅行者にとっても便利になる。
この日記者会見した同市グレゴール・ロバートソン市長は、スポットは合計で600カ所以上となり、バンクーバー市は北米で最も公共のフリーWIFIが多い都市になったと語った。
今回はスポットの多くがダウンタウンに増設された。ロブソンストリートやガスタウン、デイビーストリート、グランビルストリートなど、多くの人が訪れる人気スポットを中心につながりやすくなっている。
また、ダウンタウン以外ではブロードウェイ、コマーシャルドライブ、メインストリートなど、ショップやレストランが多く並ぶ通りや公共交通機関の乗り換え場所を中心に増設されている。
セキュリティについては、ネットワークは安全と市の担当者は説明したが、WIFIネットワークが100パーセント安全と言い切れるものではなく、利用者は公共WIFIを使用する場合はどんな時にでもリスクを伴うことは承知しておくことが必要と語った。
協力したのは、バンクーバー市に本社を置く大手メディア会社SHAWコミュニケーション。アルバータ州カルガリー市に本社を置き、カナダ西部を中心にケーブルテレビやインターネットサービス、メディア事業などを展開している。携帯事業ではFreedom Mobileを展開している。
アクセス方法
#VanWIFIに接続する。名前やメールアドレスなどの個人情報の登録は必要ないが、利用規約(Terms and Conditions)には合意する必要がある。
平均的なスピードは10mbpsで、ビデオストリーミングするには問題ない速さと市の担当者は語っている。利用データ量に制限もかけられていない。
今回のフリーWIFIはバンクーバー市内のみ。他の近隣都市ではサービスは提供されていない。
以下の地図で、緑色のスポットは現在利用できるスポット、グレーはこれから開設されるスポット。