カナダパラリンピック史上最高のメダル数を達成した。
韓国で9日に開幕した冬季パラリンピック大会が18日に閉幕した。カナダは史上最多55選手を派遣。バンクーバー大会の19メダル以上を目標に10日間を戦った。
結果は今大会最多メダル数のアメリカに次ぐ2番目の28メダル。予想以上の好成績となった。
若手もベテラン選手も記録ラッシュ
記録的な活躍も目立った。今大会一人で6メダルを獲得したのはプリンスエドワード島出身マーク・アレンデス選手。
クロスカントリースキー、バイアスロンに出場し、金1、銀2、銅3と出場した全種目でメダルを獲得した。これはカナダ史上初。閉会式では旗手も務めた。
開会式で旗手を務めたブライアン・マッキーバー選手は金3、銅1を獲得。これでパラリンピックでのメダル獲得数は金メダル13を含む17。カナダパラリンピック史上最多メダル獲得選手となった。
アルバータ州キャンモア出身の38歳。クロスカントリースキー選手で、バンクーバー大会では、視覚障害を持ちながらオリンピック、パラリンピックの両大会に代表として選ばれた。平昌での3金メダル獲得で、冬季パラリンピック3大会連続3種目金メダルという快挙を成し遂げた。
こうしてみると、突出した記録を打ち立てたクロスカントリースキー選手たちだが、カナダのメダル28のうち16はノルディックスキー競技。今大会カナダはスキーで圧倒的な強さを見せた。その一方でスノーボードではメダルが獲得できなかった。
団体競技チェアカーリングで4大会連続金メダルを目指していたカナダは、準決勝で中国に敗れ3位決定戦に回った。
中国とはソチ大会でも準決勝で対決。前回はカナダが制したが、今回は中国に軍配が上がった。3位決定戦では韓国と対戦。5-3で勝利し、銅メダルを獲得した。
パラアイスホッケーは決勝でアメリカと対戦し、延長戦で逆転負け。銀メダルとなった。
今大会カナダは金8、銀4、銅16の成績を収めた。
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