カルガリー記録的な大雪に見舞われる、カナナスキスでは60センチに

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アルバータ州カルガリー市が10月としては記録を塗り替える大雪に見舞われた。

1日の夜から降り始めた雪は2日の朝には15センチメートルから25センチメートルに達し、朝の通勤時間帯を直撃した。

冬支度に間に合わなかった都市部では、立ち往生する車やバスでごった返した。

カルガリー市警によると、1日午後11時から2日午後3時30分までに報告された事故は251件。多くの場合は軽傷と報告している。

市は3日午前10時から駐車禁止区域を設けて除雪作業にあたると2日に発表。同州エドモントン市からも除雪車の応援が駆け付けるなど、除雪作業を急ピッチで行っている。

 

 

 

カルガリーの記録を塗り替える季節外れの大雪

 

カナダ環境省によると、10月2日のカルガリーの大雪は、2つの記録を更新したという。

一つは、カルガリー市の10月2日の降雪量で、この日の32.8センチメートルは1954年に記録した4.6センチメートルを大きく上回る記録となった。

もう一つは、10月の1日に降った量。これまでの1914年に記録した30センチメートルを越えて100年以上も前の記録を更新したと発表した。

ちなみにこの日の降雪量が最も多かったのは、カルガリー市の西側バンフ国立公園の入り口となるカナナスキスと、カルガリー市の南西にあるブラッグ・クリーク。2日の午後7時の時点(山岳標準時)で60センチメートル積もったと環境省は発表している。

 

 

 

カナダトランスハイウェイでも大雪で動けず大渋滞、一時通行止めに

 

アルバータ州南部を走るトランスカナダ・ハイウェイも大雪に見舞われ、大渋滞となった。2日午後には通行止めとなり、15時間以上動けなかった運転手らもいたという。

同ハイウェイはこの日最大降雪量を記録したカナナスキス付近を通っている。

立ち往生することになった運転手たちは警察によって臨時避難所となった近くの高校の校舎に誘導された。

3日正午過ぎには上下線とも通行を再開した。

 

 

10月2日から3日にかけてのカルガリー付近の大雪に関するSNSの投稿