ケベック州、オンタリオ州で新型コロナウイルス感染者が大幅増

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ケベック州は3月23日から新型コロナウイルス感染者数が大幅に増加している。23日は一日での感染者数は590人と発表。前週まで累計で約250人だったことを考えると急増した印象が強い。

しかし背景には公表方法の変更もあるようだ。前週までは病院で検査された陽性反応を感染者数に含めず検疫所で確認された数字のみを発表していたが、23日からはすべての陽性反応を公表するとしたためとケベック州フランソワ・レガルト州首相が語った。

以降、毎日300人から500人の新たな感染者が確認されている。3月31日には731人の感染が確認されるなど感染拡大の勢いが止まらない。4月1日までの感染者数は4,611人と突出し、カナダ全体の約半数を占めている。死亡者数は33人。

レガルト州首相は検査結果発表の変更以外にも、ケベック州では他の州と違いスプリングブレイクの時期が早かったため、海外渡航中止勧告が出る前に旅行に出かけ帰国した渡航者で感染者が多かったのではないかとの見方を示した。

オンタリオ州でも感染者数が大幅増、長期療養施設での拡大懸念

オンタリオ州でも感染が拡大している。26日から200人から300人の感染が確認され、4月1日は426人とこれまでの最多となり、感染者数は2392人となった。オンタリオ州では死亡した人も37人で、その多くが長期療養施設に関係している。オンタリオ州でも高齢者への感染防止を強化する必要性に迫られている。

ダグ・フォード州首相は非常事態宣言を延長し、州民が感染拡大防止対策に従わない場合は重い罰則を課すと語った。

両州では感染拡大を食い止められるか、アメリカのような爆発的な拡大となるかの重大局面を迎えている。両州政府はすべての州民に協力を呼びかけた。

特に若者には「若者がかかりにくいはという認識は間違い」と強調。20代でも感染し重症化している例があり、若者が感染することで両親や祖父母など高齢者にうつす確率が高くなる、決して新型コロナウイルス感染を軽くみてはいけないと警鐘を鳴らした。

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