Winter season; Photo by ©the Pacific Post
Winter season; File Photo by ©the Pacific Post

この冬の長期予想がカナダ・ウェザーネットワークから18日に発表された。今年の冬は全国的に寒さが厳しく、大雪になるとの予測。ただしブリティッシュ・コロンビア州とユーコン準州の太平洋岸では、例年よりも気温が高い暖冬になりそうだ。

ロッキーから東での厳冬傾向はすでに始まっている

厳冬・大雪の現象は冬の到来を待たずにすでに始まっている。今月中旬には、オンタリオ州からケベック州南部にかけて例年よりも早い今シーズン一番の大雪に見舞われた。オンタリオ州トロントやケベック州モントリオールの大都市も雪におおわれ、一足早い冬の訪れに交通麻痺や交通事故、休校などが相次いだ。

アルバータ州でも今月に入って大雪に見舞われた。長期予報ではアルバータ州は温度が例年よりもやや高い傾向にあるというが、雪の量は平年並みと予測されている。

この冬はすでに始まっている大雪に加えて、厳冬傾向にあるという。特にマニトバ州から東では気温が低く寒さが厳しい長い冬になりそうと予測。春の訪れは早くても3月後半、もしくは4月前半と発表している。

BC州では暖冬で、降雨量は例年以下に

全国で唯一温暖な冬となるのは太平洋岸のブリティッシュ・コロンビア州で、降雨量も例年より少ないと予想されている。

これはBC州南西部のバンクーバーやビクトリア地域だけでなく、太平洋沿岸部は概ね暖冬傾向。内陸部は例年並みで、ロッキー以東のように例年より厳寒ということはなさそうだ。

冬に雨が多いバンクーバーでは降雨量は例年よりも少ないとの予想。ただ降雪地帯では例年通りの降雪量で、スキー場でも例年並みの雪が期待できそうとしている。

北極圏の寒気が例年よりも東に

全国的に例年よりも厳寒傾向となる背景には、北極圏の極渦(Polar Vortex)による寒気の流れにあるという。例年なら、寒気はロシアやスカンジナビア辺りから流れて来るが、今年はヌナブト準州辺りから南下してくる。

そのためロッキー以東がすっぽりと覆われ、平原地帯からオンタリオ州やケベック州の広い地域にかけて厳冬が予想されている。

一方で寒気が南下する位置より西にあるBC州、ユーコン準州では暖冬で、春の訪れは例年よりも早いと予測している。