エアカナダ、ボーイング737MAX8を7月1日まで使用停止へ

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エアカナダは、ボーイング737MAX8を少なくとも7月1日までは使用しないと発表した。

同機は今月13日にカナダ運輸省がカナダでの飛行を全面的に停止と発表。ヨーロッパやアジア各国ではカナダよりも早くに飛行停止が決定され、アメリカは同日にカナダに追従した。

世界各国で飛行停止になった理由は、3月10日に起きたエチオピア航空墜落事故と昨年10月にインドネシアでのライオンエア墜落事故が類似しているということが新たに分かったためで、アメリカは、カナダ、ボーイングと相談して決定したと説明した。

エチオピア航空墜落事故では乗客乗員157人が、ライオンエア墜落事故では189人が犠牲になっている。

機材調整を進めるも、一部路線は限定的に運航停止に

エアカナダは機材の調整を進めていると発表している。ボーイング737MAX8型機を24機保有している同社では、全運航便数の約6パーセントを占めている。

現時点では4月30日までの運航スケジュールの調整を終え、98パーセントは予定通り運航可能となっているという。5月分は現在調整中としている。

ただ一部の路線では期間限定で運航を停止していると発表。影響しているのは、ノバスコッシア州ハリファックスとニューファンドランド&ラブラドール州セントジョンズからイギリスのロンドン・ヒースロー空港行きと、季節限定便のブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーとハワイのコナ空港(ハワイ島)とリフエ空港(カウアイ島)便、アルバータ州カルガリーとアメリカ・カリフォルニア州パーム・スプリングス便と発表している。

エアカナダは予約便が影響を受けているかチェックするよう呼びかけ

エアカナダは利用客に、予約している便が影響を受けているか、事前にチェックするよう呼びかけている。

運航時間変更などの影響を受けている利用者については、手数料なしで予約変更手続きなどの対応を引き続き行っていると発表している。

エアカナダHP:https://www.aircanada.com/ca/en/aco/home.html

ウエストジェットは随時情報をSNSで更新すると発表している。

ウエストジェットHP関連ページ:https://www.westjet.com/en-ca/travel-info/advisories

ボーイング737MAX8型機、カナダでも13日から飛行停止