カナダポスト組合ストライキ、強制解除

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カナダポスト労働組合(CUPW)によるストライキは27日正午(東部標準時)に強制解除となった。これで10月22日から続いたストライキは終了し、通常業務に戻ることになる。

職場復帰法案が先週の下院に続き26日には上院で可決され、組合員の強制的な職場復帰が決まった。

今後は労使協定の合意に向け双方が話し合いを続けることになる。ただ労働組合側は提訴も含め、最後まで抵抗すると表明している。

 

カナダポストが配達の遅れを告知

 

カナダポストはストライキの影響による配達の大幅な遅れをホームページ上で発表した。ストライキ中も配達は継続されていたが、各地で24時間ストライキが実施されたため、未配達の郵便物が山積みになっているという。

 

27日付の最新情報では、配達の遅れは以下の通り。

 

  • 小包について: 遅れはクリスマス休日から2019年1月まで続く見通し。ストライキによる未配達物が先週末のブラックフライデー、今週月曜日のサイバーマンデーでさらに悪化しているとみられる。
  • 手紙について:未配達分は12月25日までには通常に戻る予定。
  • 国際小包について:配達の遅れは2019年3月まで続くと予想される。国際小包についてはカナダ国境サービス庁による検査が義務付けられているためで、同庁と協力し迅速な処理に努力している。

 

現状では未処理郵便物が多く処理が追いついていないため、郵便物を受け取ることができない施設もあるという。

カナダポストは定期的に状況を更新していくと発表している。今回のカナダポストの発表はこちら(英語)。

カナダポストウェブサイトでの状況更新情報はこちら(英語)。

 

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